このページは「天才魔法使いの天災な弟子」に関する設定資料集です。
もちろん、このページを見なくても読んでいただく分には問題ないのですが、
資料としておいておきます。ご興味のある方は読んでみてください。
■ 舞台について
大陸の端にある王国。
サセナ山脈、スレヴィの森、セレイシアの大河と、自然が多く、国土は豊かである。
しかし、数年前まで続いた戦争の爪あとが濃く残る地もある。
国土の端、西海に接した街が首都スティンブルグ。
石造りの家が多く、城を中心とした放射状の街が広がる。
スティンブルグの南側、大きく広がるのがスレヴィの森。通称『死の森』。
木々が白く色を失う死病に侵された森である。
その森の開けた場所にあるのがスレヴィの村である。
■ 民について
火地風水の四大元素にもとづくとされる、それぞれに愛された種族の総称。
民、あるいは族と呼ばれる。
いわゆる『人』とは別の場所でコミュニティを作って生きている。
グレシス王国は自然が多いため、昔から民のコミュニティが多く存在する土地だった。
しかし国土の中にありながら、自国の民ではない彼らを嫌い、排除する動きがあった。
それが、以前まで続いていた戦争の正体である。
『火はいずこ 地は絶えた 水はまだある 風はやまない』
――民の詩歌と呼ばれるこの一節は、グレシスでは子供も知る詩である。
その詩歌の通り、火の民の行方は知れず、地の民は滅び、
水と風の民はまだ存在しているのがこの時代である。
・火の民の姿は誰も知らない
・地の民は緑の髪に緑の目
・水の民は銀の髪に蒼の目
・風の民は白の髪に藍の目
■ 過去の戦争について
長きに渡る人による『民』への迫害があった。
そんな中、ひとりの『民』の青年が立ち上がる。
名をササロエル。齢19歳の若人だった。
彼の行動をきっかけに、人と民の間で戦がはじまる。
ササロエルは民側では英雄と呼ばれ、人側では戦犯と呼ばれた。
この戦争が勃発したのが、物語を元年として24年前である。
物語を元年として9年前。
戦犯ササロエルの逮捕。
疲弊した民側と、地の民の絶滅による緑が枯れる現象に恐れをなした人側が、双方の同意の下に休戦協定を結んだ。
しかし、現在なお休戦であって終戦ではない。
■ 魔法について
通常違えることの出来ない理(ことわり)の中に杭をうちこみ、
一瞬出来た隙間の中に自らの理想とする理を展開することを魔法と呼ぶ。
その理想の理を展開する術が『魔法式』と呼ばれている。
一般的に魔力と言われているものはあくまで意思の力のひとつとされる。
魔法の発動は魔法式と、魔力の注入によって成せる。
基本的に学びさえすれば誰でも使用することは可能。
ただし、魔法の師を見つけること自体が難しく、使い手は多くない。
■ 組織について
スティンブルグでは、【国王付き】と呼ばれる組織が三つある。
宮廷魔法師【国王の為の七人】(キングズ・セブン)
近衛兵団【国王の為の五人】(キングズ・ファイブ)
政務官【国王の為の九人】(キングズ・ナイン)
また、数名の側近も【国王付き】と呼ばれる。
それぞれ宮廷魔法師の下には魔法師団が、
近衛兵団の下には騎士団が、
政務官の下には政治議会が置かれている。
彼らは王に近い場所で意見を述べることを許されている。
治安警察の上にある法を元に罪を裁く組織。
ただし審理会にはふたつあり、王国審理会が通常の業務をこなす。
宮廷審理会は、政治問題をもつことが多い。
■ Mail Form
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